虚往実帰 延命山 蓮花寺

このブログは、皆様がよりよい人生を過ごせるサポートができるように、占星術のエッセンスをお伝えしています。 また、法話やお寺の紹介もしております。

暗黒女子 秋吉理香子

 

本紹介

 

暗黒女子  秋吉理香子

 

この作家さん、「自殺予定日」という本で知りました。

確かラジオで紹介されていて、面白そうと読んだのがきっかけです。

自殺予定日の内容は風水などの占いを用いて、いい日に自殺する予定をしている物語。

風水と聞いて面白そうと購入したのですが、実際は風水でなく、大安だからどうで、こうするといった、占いには関係ないレベルなのですが、とても面白い本でして、続きが気になって気になって、一気読みした本です。

そんな作家さんの本を見つけたので、変なタイトルですが読んでみました。

 

 

お嬢様系の学校の文学少女が、読書サークルの会長の突然の死について、それぞれの感想を作文にして発表するイベントがあり、そのイベントのメインは作文発表と、闇鍋という一見結びつかない物。

マドンナであった会長に認められたものしか入会できないサークルに入会できていた、6人がそれぞれマドンナかつカリスマ的存在であった会長の死を悼む作文を発表します。

これが、6人6色の作文。で、それぞれの語り口が6通りあるので面白い。

なおかつ、会長の突然の死に関する内容がそれぞれバラバラ。

突然死は、他殺であったように始まり、サークル内のメンバーの誰かが犯人であるような作文になります。

各読み手が、あの人犯人ですと言ったら、次の読み手は、私はあの人がこういったことをしたのを見ました。それぞれが、犯人を見たといいます。

 

そんな中慌てもせず、上手に闇鍋パーティーと作文発表会を仕切る、マドンナの片腕であった副会長。

突然の死は、なぜだったのか?

 

ネタバレはいけないので、この辺にします。

 

しかし、最近の物語は、最後の最後まで気が抜けないのが多いですね。

また、読んだら感想聞かせてください。