先日、ファーザーという映画の介護の事を書きました。
介護の問題はかなり深刻だと思います。
先日新聞に、老夫婦が入水自殺したドキュメントの記事がありました。
妻が老人痴呆症になり、状況は悪化していく。
この頃は、認知症という言葉ない時代、いたたまれなくなり、夫は貯金を下ろし遺書を残し、妻を連れて温泉を旅するといった内容をドキュメント番組したそうです。
このドキュメントでは、夫の思いやりに感動の声が上がったそうですが、老々介護の深刻さが浮き彫りになった場組であったと結んでいます。
また、昨年に妻を車いすごと海に突き落としたという事件の判決が出ました。
突き落としたのは、夫です。
このご夫婦にお子さんはおられたのでしょうか。
もしおられたなら、「お父さんばっかりにつらい思いをさせてごめん」と思ったでしょうし、自分たちに何かできたのではないかと、自責の念で苦しい事でしょう。
また、お父さんが強がっていたとしたら、とも考えてしまします。
本音を言って甘えることができなかったのかな。
こうなったのは俺のせいだとでも思っていたのでしょうか。
認知症は誰の責任でもないのに、互いが罪を擦りつけます。
私の周りでも、親戚の認知症の方を心配しておられるのに、お子さんは全く気に欠ける様子が無い話をたくさん聞きます。
最後、責任が降りかかってくるのは、お子さんであることには間違いがありません。
忙しいと一言いえば、仕事だから仕方ないと、そういわれれば、甘えたくても甘えれません。
よく言われることですが、忙しいとは 心を亡くすといった字です。
本当にやることが多いと、人の事を考えている余裕の心はありません。
毎日毎日、そんな状態だと心を亡くすのでしょうね。
そんなために、会社員などは、我々と違って決まった休日があるので、その時、ほんの少しの時間でも、自分以外の方を思う時間を取られてはいかかでしょうか。