虚往実帰 延命山 蓮花寺

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大黒天 その2

密教寺院では、サンタさんはやってきません。

来てほしいのですが、お越しになられるのは

「大黒天」です。

トナカイの代りに、ネズミのソリに乗ってきます。

左肩には、大きなプレゼントの袋を掲げています。

 

大黒天は全身真っ黒なので、マハーカーラとも呼ばれており、

マハーは大きい意味で、カーラは、伽羅と当て字をし、意味は黒い事です。

皆様のイメージとは違うのが、うちの大黒天です。

結構厳しい顔なので、そんなサンタが来たら、子供は泣くかもしれませんね。

 

前回の続きで、冬至とのご縁のもう一つが

黒ということです。

 

季節を色で表すと

春は青

夏は赤

秋は白

冬は黒

五行思想ではこの色を当てます。

 

青春は有名ですね。

夏は、朱夏とも言い、燃えるように熱いので昔は朱色、赤色を当てて居ました。

今の冬を表すときには、玄冬とも言います。

 

季節と共に年齢も当てはまります。

青春時代はわかりやすいですよね、中年期は朱夏、中高年は白秋、老年期も玄冬といいます。

 

昔の人は、名前にも取り入れてました。

杉田玄白さん 北原白秋さんなど、おられますよね。

 

ですので、冬=玄=黒なので大黒天とかかわりがあります。

 

そして、黒は実働の色とも言います。

動きを表す色。

寒い冬だからこそ、じっとしていないで動きなさいとも言っておられるかもしれませんね。