虚往実帰 延命山 蓮花寺

このブログは、皆様がよりよい人生を過ごせるサポートができるように、占星術のエッセンスをお伝えしています。 また、法話やお寺の紹介もしております。

残心

 

今日は近くの学校「りら創造芸術高校」の生徒さんらが、和ろうそくの撮影に協力してほしいと来られました。

紀美野町にはブドウハゼの原木があります。その原木を発見したのが、りらの生徒さんです。

それから地元を活性化しよと、ブドウハゼを使った和ろうそくや、かやの実から化粧水を作るなど活動されております。

 

なんか本格的な機材がたくさん来たので、珍しくて一枚撮らせてもらいました。

仏像に興味がある子や、活発な子、控えめな子などさまざまでした。

そんな中、撮影に熱心に取り組んでいた子の中に、背中から出る雰囲気というのがプロのカメラマンっぽいと思った子がいてました。あの雰囲気は演技で出来るもんではないと思います。

 

なんかその姿を見ていて、昔、武道の方に教えていただいた「残心」という言葉を思い出しました。

残心とは心を残すと書きますが、主に武道では、一つの動作を終えた後でも、緊張を持続させ心の備えを怠らないことをいい、見事に一本を取っても、ガッツポーズをしたりしないことにつながり、相手への敬意にも通じることになります。

 

一本取って勝っても、「どうや、俺強いやろ」と見せつけるのではない。

カメラも俺が撮ってやるというより、自然と被写体と一体になって撮り、その最高の一瞬を切り取るには、その前後の表情も必要で、なんなら撮った後の表情の余韻まで伝わるような写真がいい写真だと、彼の背中から学ばしていただきました。

 

これ、月もそうなんですよね。

先日は十五夜を皆さんこぞって讃えました。

しかし、十六日は「十六夜いざよい」、十七日は「立待たちまちの月」、十八日は「居待いまち月」と、十五夜ばかりを讃えない、余韻を楽しむという日本の美しさ。若い人たちにも伝え残したい文化です。

 

さて明日のシンボルは

あえて「残心」

ホンマ、たまたまです。

いつも、上のちょっと世間話的な法話から書き始めて、それから、明日のシンボルを観ます。

なんか明日伝えたいな、弱っている人が心軽くなればいいなと思って書いてまして、それが、シンボルと重なる時が多いんですよね。

なので、ホンマたまたまです。私は運気の流れに乗ってる事だと、ちょっと嬉しくなりました。

 

明日の学べるキーワードは、有終の美を飾るに時間を使いましょうともなります。

釣りのプロが言うには、取り込む時が一番大事だといいます。

そこで逃がすことがかなりの確率で高いらしく、一番大事だと。

交通事故も実は家の近くが多いって統計もあります。

それは、残心がないからなのかもしれません。

僕たちの人生は、ろうそくが燃え尽きるまで続きます。

その時まで、楽しかった、感動したといった心を持ち続け、繰り返す日々に余韻と希望を学ぶというか、再確認しましょうと、いうシンボルです。

 

明日の傾向

誰とでも気さくに楽しめる一日。フランクな会話でグッと距離が近くなりそう。

仕事の方は気を引き締めましょう。甘い考えが後に社会的立場を悪くする暗示あり。

あと、余計な一言で失敗したーってなりそうなので、仕事以外でも発言は慎重に。