虚往実帰 延命山 蓮花寺

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お墓建立の日取り

先日、お墓の建立の相談に来られました。

 

この墓じまいの世の中、新たに建立するのは素晴らしいことだと思います。

そういった方だからこそ、お墓を建てる日の吉凶も気になるそうです。

 

古来より、お墓を建てる日の吉凶をかなり言いました。

家の棟上げと同じぐらいの行事なので、特に日を選びます。

最近では、棟上げもこの日しかなかったのか?と思える日でやっておられる方もありますが、気にしないのであればそれはそれでOKかと思います。

 

 

今回の相談者は、先祖様を大事にする方で、吉凶も相談にも来られる方なので、土用は避けるように石材店に頼んだそうですが、石材店はそんなの気にしなくていいといったそうです。

気にしなくていいか、気にするかは、石材店が言うのではなく施主さんだと思います。

 

石材店は建てればそれで終了ですが、施主はそれが一生ついて回ります。

何か、良くないことが起こったとき、拝み屋さんと呼ばれる方に相談に行くと、決まってお墓の事を聞かれます。

それが原因だと思われるものは、知っているなら最初からしないのがいいでしょう。

 

せっかくご相談に来られたので、旧暦のうるう年の事をお伝えしました。

今年は、旧暦のうるう年に当たります。

 

うるう年にお墓を建立してはいけないと聞いたことがあると思います。

新暦のうるう年(オリンピックの年)は、これに該当せず、旧暦のうるう年のお墓建立は控えるようになってます。

 

お墓の建立は、それだけでも功徳がある行為なので、天中殺、空亡でもやってもいいとも言います。

ですが、旧のうるう年は避けます。

旧のうるう年は13カ月になるから、控えるんです。

 

これも知っていて気にしないというのであれば、今の世の中気にしなくてもいいかもしれません。

それも施主さんが決めることです。

私としては、後で何かあったとき、せかっかくの功徳を積む行為にケチをつけないのであれば、気にしなくていいですとお伝えしております。

 

ある程度、説明すると控えてくれる方がほとんどですので、嬉しく思います。

 

相談なしの方だと、知らん顔して黙って開眼供養をします。

せっかくのお祝い事にケチつけたくないですもん。